フレンチクルーラー食えよ

(ぐるるるるる)
絵本01「お、おなかへったなあ…。ど、どうしよう…。ここ、コンビニ遠いんだよね…」
出夢01「その前にドクター、その格好でコンビニ行ったら逮捕されるぞ」
絵本02「あ、あう。い、出夢君もこの格好がお、お、お、おかしいって言うのね何よい、いいじゃない、この格好して誰のめめめ迷惑になるっていうの、わ、わたし、白衣と水着って、す、すきな服合わせてきる、きるのがすす、すき、なの、よお。い、い、いいじゃないの」
出夢02「いや、悪ぃとは言わねーけどよ」
絵本03「あ、あうごごごごごめんなさいひぃぃぃぃ悪いのよね私が悪かったですごめんなさいごめんなさいごめんなさいいやあ…」
出夢03「いやだから悪ぃとは思わないって!腹減ったんなら狐さんトコいってみたらー?何かあるかもよ」
絵本04「う…あ、ありがとう、そ、そうだね、いってみよう、い、出夢君はお腹、空いた?」
出夢04「んー…まあ、確かに減ったな。でも僕は別にどこでも補充できるけど…」
絵本05「ごごごごめんなさいそうよね減るわよねお昼だもんねごめんなさいで、でもあたしと一緒になんか食べたくないわよねあああああああたしべつの所にいって、た、たべるわそれでいいんでしょうねえそれでいいんで、しょああああうあたしはただご飯が食べたかっただけなのにあうううう…」
出夢05「…くーあー面倒くさいなあもう。理澄に任せるから、ちょっち待ってろよドクター」
絵本06「うーうーうーうーう…ぐすっあううううう」<フェードアウト>

<散歩道>

理澄01「ちゃっおー!ドークタさーん!あれ?所であたし何でこんな所に居るのかなっ?あれあれ?出夢兄貴に呼び出された所までしか覚えて無いやっ!まあいっかー!」
絵本07「あ、理澄ちゃん…ちゃ、ちゃっおー」
理澄02「だめだめー!もっと元気良くー!」
絵本08「ちゃ、ちゃちゃちゃちゃっおー…」(先より力強く頑張っている感じで)
理澄03「そうそうそんな感じ!ねえドクターさんお腹減ったね!狐さんトコ行かないっ?絶対何か奢ってくれちゃったりしてくれちゃうよ!」
絵本09「そ、そうだね。でも狐さんに悪…」
理澄04「レッツゴー!!」
(走る音)
絵本10「あ、あううううううう理澄ちゃん?り、理澄ちゃあん待って置いてかないでお願い置いてかないでうえっぐすっ」
(走る音)


理澄05「きーつねさんっ」
(打撃音)
西東01「理澄、突進してくるなと何度言ったら分かるんだ。止まって声を掛けりゃいいだろ」
理澄06「あうーごめんなさいっ!」
西東02「分かればいい」
理澄07「てへへー狐さん、大好きっ!」
絵本11「きききき狐さんこ、今日は、あ、いやごめんなさいごめんなさい目触りよね、い、今すぐ帰るから消えるからごめんなさい」
西東03「よおドクター。どうしたんだ?理澄と一緒に」
絵本12「そそそ、それは、あの、その、い、いいですやっぱり、その」
>> 絵本13「<ボリューム下げる>ぐすっぐすっぐすっうえ、別にそんなつもりじゃなかったのよおごめんなさいごめんなさいあ、あたしがバカだったのよねそうよね私が悪かったのよねごめんなさいごめんなさいごめんなさいけ、蹴ったりしないで、許してくださいう、う、う、えぐっえっうっう、ううううう、ううううううう…」
>>重ねる 理澄08「狐さん、私とドクターお腹がすいたのっ!」
西東04「ふーん」
理澄09「でも、今、お金、無いのっ。食べる所も、無いのっ」
西東05「へえ」
理澄10「だから狐さんご飯ちょうだい!おなかへっちゃったら流石の名探偵も活躍できないんだねっ腹が減っては戦ができないっ」
西東06「俺の手にご飯があるように見えるか?」
理澄11「でもお金はあるんだねっ!」
西東07「何で俺が手前に奢ってやらなきゃならねえんだ。他をあたれ…と言いたい所だがそうするとドクターが泣き止まなくなるしな。おい、ドクター」
<重ね終了>
絵本14「はいっいっな、なんで、しょうか、う、うるさくしてごめんな、さ」
西東08「何が食いたい?」
絵本15「う、うどん…うどん、食べたい」
西東09「そうか。じゃあ行くぞ。今車出してくるからここに居ろ。後ドクターは白衣のボタン全部閉めておけ。白衣に水着何て奇想天外な格好してったら追い出される」
絵本16「は、はい」
理澄12「了解なんだねっ狐さん、大好きっ!」
西東10「それはもういい」
理澄13「良かったね、ドクターさんっ!」
絵本17「う、うん。あ、有難う御座います。め、迷惑だったら、言って下さい」
西東11「迷惑だ」
絵本18「あ、あ、あ、あううううごめんなさい今すぐ出てきますさ、さがさないでくださいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
西東12「嘘だ」
絵本19「嘘じゃないんでしょっ!ほ、本当は私の事なんて…う、う、」
西東13「…理澄、調子に乗りすぎたから俺が来るまでにドクターなだめとけ。あと、ボタンな」
理澄4「ういーっす!了解です!」

<Let's Go>

(ガラッ)
店員01「いらっしゃーい!」
西東14「礼儀良くしてろよ」
理澄15「うんっ」
絵本20「は、はい」
店員02「ご注文はなんに致しましょう?」
理澄16「あ、あたし讃岐うどんっ!」
絵本21「わ、私もそれで…」
西東15「俺は狐うどんだ」
店員03「分かりました。それではお待ち下さい」
絵本22「…狐さんって、狐うどん、なんですね」
西東16「そうだが、何か?」
絵本23「い、いえ。別に何も無いですごめんなさい」
理澄17「何か狐さんと来ると、狐うどんが格別美味しそうだねっ!あ、店員さーん!あたし、やっぱり狐うどんっ!…えへへー」
絵本24「じゃあ私も…狐うどん…えへ、へ」
西東17「…何だ?変な奴等だな。いいけど、黙って食えよ」
絵本25「はーい」
   +
理澄18「はーい」